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百舌鳥古墳群の楽しみ方(その3)

投稿日:2019年7月4日 更新日:

「もう『上から見たい』なんて言わせない! 百舌鳥古墳群の楽しみ方」
第1回はアプローチ法、第2回は古墳の見方について書きました。
ラストとなる今回は、さまざまな楽しみ方の提案です。

7:生きものを観察しろ

古墳は街のビオトープだ。
市街地でこれほど生き物を観察できるところは、
ないんじゃないかと思う。

いちばん目に付くのは水鳥だ。
カルガモ・カワウ・オオバン・カイツブリ・カワセミ・アヒル(捨てられた?)
あたりは年中見ることができる。
観察しやすいのは、前述した一重濠の古墳だ。
警戒心もないので双眼鏡は要らない。
ちなみに仁徳陵の内側にはカワウのコロニーがあるようで、
早朝、ひっきりなしにカワウが飛んでいくのを見る。

冬はもっと豪華になる。
マガモ・コガモ・ヒドリガモ・キンクロハジロ
などの冬鳥が12月ごろから飛来。
古墳の濠はカモカモ天国と化す。
最初に「冬に行け」と書いたのもこれがあるからだ。
ミコアイサ、オシドリといった人気の冬鳥を狙って、
写真愛好家もたくさん来る。

鳥のほかにはネコ、そしてタヌキもたまにいる。
スフィンクス気取りなのか野良ネコは堂々としている。
古墳の周囲を散歩してネコを撮ったりするのも
いいかもしれない。

夏には虫もたくさんいる。
子供と一緒に古墳や大仙公園などで
チョウやトンボを採ったりしても一日中楽しめる。

8:庭園に行け

仁徳陵はあまり見ても面白くない、
というのは前述したが、
向かいにある大仙公園にはすばらしい庭園がある。
ぜひ行っておこう。

ひとつ目は大仙公園内の「日本庭園」。
有料だが、その価値は十分ある。
まず設計がいい。
古代の大陸(中国)と日本の国際交流を
表現しており、なんど見ても飽きない。
植木や花の管理のレベルも高い。
結婚式の前撮り撮影で人気があるのも納得だ。

団体客で混雑していても、スルー出来る園路がたくさんあり、
ガチャガチャした感じもない。
子供でもコイに餌やったりしてスローな時間を楽しめる。

さて、もうひとつのオススメ庭園は、
大仙公園に隣接する「緑化センター」
これも公共施設だが入園無料。
日本庭園に対してこちらは洋風のイングリッシュガーデンだ。
無料でいいの? 本当にいいの?
と言いたくなるレベルの庭だ。
手入れの行き届いた庭が年中もてなしてくれる。
光の加減によって印象派の絵のように見えたりして、
特に植物好きでもない自分でもグッとくる。

風光明媚な感じを求めて古墳に来たのにガッカリ、
という人には、庭園での”口直し”を勧める。
もう古墳はいいかも、という気すらしてくるナイス庭園だ。

9:メシより「お茶」

百舌鳥古墳群での食事には期待しないこと。
とくに仁徳陵の周辺はレストランがほとんどない。
午前中から電車で行ったりすると、
昼メシどうしよう? ということになる。
いちおう大仙公園にある観光案内所の横に食事もできるカフェがあって、
ここは家族連れやカップルにオススメだ。

マイペースで古墳をめぐりたいなら、
弁当かパンでも持って行く方がいいだろう。
古墳のまわりには公園がたくさんあるから、
ピクニック気分で休憩するのもいいし、
前述した「緑化センター」の屋外テーブルで
弁当を広げてもなかなか絵になる。

そんな軽食じゃイヤなんだよ!
という人には「お茶」を勧める。
千利休の出身地ということもあって堺は”お茶推し”。
市内のいろんなところで抹茶と和菓子を提供している。

仁徳陵の近くでいうと、
堺市博物館、日本庭園の2カ所。
文化財の茶室や手入れの行き届いた庭園で
お茶とお菓子を味わう料金は、なんと300円から!
お菓子のランクによってはもっとするけれど、
居心地を考えれば破格だと思う。
もし京都のイイ感じの庭園で同じことをしようとしたら、
1500円くらいとられてもおかしくない。

そんなわけで、食事は軽食にして、
景観のいいところを選んでピクニック。
施設観光ついでにお茶で糖分を補給しよう。
グルメは諦めろ、とはいわないけれど、
しっかり食べたいなら堺東や中百舌鳥など、
市街地でお店を探した方がいい。

ちなみに中百舌鳥は府大の学生が多いので、
おいしくてボリュームのある店が多い。
ラーメン激戦区でもある(二郎系も最近オープンした)。
古墳巡りのラストはニサンザイ古墳にして、
そのまま中百舌鳥エリアでメシ食って帰る、というのが、
もっとも満足度の高いプランだろう。

  ☆

この連載は以上。
最後におさらいしておきましょう。

■百舌鳥古墳群の楽しみ方(9カ条)
1:冬に行け
2:朝に行け
3:自転車を借りろ
4:一重濠の前方後円墳に行け
5:墳丘を見ろ
6:墳丘に登れ
7:生きものを観察しろ
8:庭園に行け
9:メシより「お茶」

では、みなさんのご来訪をお待ちしております。

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